警察官になって感じたメリット・デメリット

ここでは、私が実際に警察官をしていて感じたメリットとデメリットを書いていきたいと思います。

メリット

ここでは、「収入が安定している」などの一般的な公務員のメリットは上げずに、あくまでも警察官として働いてみて感じたメリットを上げていきたいと思います。

様々な人と色々な話をすることができる

仕事上色々な方と話をする機会があるため、面白い話を聞くことができたり、自分の勉強になる話も聞くことができます。

また、異動も必ずあるので職務上でも様々な人と仕事をすることができ、様々な人と関わることができます

給料がいい

警察官は公務員の中でも給料がいいのが特徴です

基本給も高いのですが、夜勤や、危険な場所での仕事となるので、その分手当などもつきます。

さらに、警察は階級社会なので、仕事を始めた時期関係なく、昇任試験を受け、昇任していけば、給料もその分どんどん増えます。

そのため、ほかの公務員と違い、勉強し、昇任すれば給料が上がっていくシステムなのです。

やりがいがある仕事

警察の仕事は、民間の企業ではできないことばかりです。

警察官にならなければわからない社会の状況や、地域住民から感謝されるなど、他では味わえないやりがいや、楽しさがあります。

大変な仕事をやり終えた達成感はほかの仕事でも味わえますが、警察の達成感は言葉では表せない計り知れないものがあります。

合コンでモテる

これは個人的な感想ですが、合コンや、同窓会、飲み会などでは「警察官である」ということで男性陣はかなりモテている印象があります。

一方女性警察官は、合コンや同窓会等で警察官であるというと、「強そう」といったイメージを持たれてしまうため、なかなか難しいです。

しかし、女性警察官にあっては、警察組織自体まだまだ男性社会ですので男性警察官の中ではモテている印象です。

そのため、女性警察官は警察官と結婚している方が多いように思います。

デメリット

次は、警察官になる上で感じたデメリットを紹介していきたいと思います。

仕事がキツイ

一番に出てくるのはまずこれです。

危険な仕事が多いので、キツイのは当たり前ですが、死体を見るのは日常茶飯事ですし、汚い現場や、危険な現場、喧嘩や騒音苦情、トラブルの仲介など様々です。

夜勤なども仮眠時間は設けられていますが、事案などで起こされることがほとんどです。

さらに警察官は現場での肉体労働も多いですが、書類作成等も多いので根本的な仕事量も多いです。

刑事になれば、残業は当たり前のようにありますし、事件が発生すれば休日であっても呼び出されてそのまま仕事へ行くなんて事も多くあります。

サービス残業が多い

警察は残業の多い職場でありますが、そのすべてに残業代が出るわけではありません。

(地域にもよるかもしれません)

さらに、土日出勤はよくありますし、その場合、振替えが平日にくることもありません。

繁忙期や忙しい時期には、平日、土日も出勤、1か月以上休みが無いなんて事もあります。

(もちろん100%の残業代は出ません)

そのため、私生活が全く充実できないなんてことも当たり前にあります。

恋人、家族に警察官がいる場合は家を不在にすることも多く、自分の大切な人を寂しくさせてしまうこともあります。

長期休みが取れない

休みを取っても警察官ですから、何か事案があれば向かわなければなりません。

そのため家族旅行や、友人間での遊ぶ約束などもドタキャンになってしまう事も考えてしまうとなかなかしにくいです。

新婚旅行などは、上司が「行ってこい」と背中を押してくれますが、それ以外はなかなか難しいところです。

私生活も制限をうけることがある

「私生活であっても、警察官であることを忘れてはならない」という言葉を全員、警察学校の時に必ず言われます。

地域の方々は意外と警察官のことを見ています。

この言葉の通り、あまり派手な服などを着て、官舎などに出入りしていると「あれは本当に警察か」と苦情が来たりすることも実際にあります。

風俗遊びや、すこし危ない友達などとは縁を切らないといけなくなるかもしれません。

人間不信・性格が悪くなる

これはあくまでも個人的な意見ですが、警察官はまともな人の相手より、「変な人」や、「犯罪者」などを相手にする仕事です。

また、社会の裏側なども見ることになりますし、何もしていないのに暴言などを吐かれるのもざらです。

人は、心に余裕がなくなると、周りを気遣う余裕がなくなる人が多いです。

警察のような過酷な労働環境では警察官も人間ですから心に余裕がなくなり、性格が悪くなってしまうのも十分ありえることです。

そのため警察官は個人的に人間不信や性格が悪くなる人が多いと感じます。

終わりに

警察官になって感じたメリット・デメリットを個人的にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

個人的にはこの記事を見て、少しでも「嫌だな」と思ったなら、警察官になることはおすすめしません。

それでも「国のために仕事がしたい」「この仕事じゃなきゃむり」と思うなら警察官という仕事は大変崇高であり、やりがいがあって楽しいと思います。

警察官になった方も高い倍率を競った中で、こうして仕事をこなしているのですから、十分立派であると思います。

この記事が「警察官の仕事に興味がある」「警察官になりたい」という方の参考になれば幸いです。

 

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